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起源は弥生時代。私たちは今、日本酒のおいしい時代に生きている【PR】

日本酒を最後に飲んだのは、いつのことだっただろう。

もしかしたら、年の初めに親戚と交わした盃が最後だったような、そんな気もします。

「ときどき飲むとおいしいけれど、なかなか頻繁にたのしむ機会もない。でも、お酒は好き」ーーそんな方におすすめのイベントを見つけてしまいました。

4月26日(木)、日比谷のぐるなび本社で開催されたイベント「おいしいアカデミー」です。

“口噛み酒”は歴史に登場する

今回のイベントで講師を務めるのは、日本酒スタイリストの島田律子(しまだ・りつこ)さん。

日本酒といえば「唎酒師(ききざけし)」の資格がとても有名ですが、さらに日本酒の楽しみ方を提案するための資格として生まれたのが日本酒スタイリスト。現在、日本では5人のスタイリストが活躍しています。

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島田律子(しまだ・りつこ)
日本酒スタイリスト・SMILE BREW COMPANY代表。
日本酒の魅力を伝える講演・イベントの司会や出演などを、年間100本以上こなす。また、飲食店や百貨店の売り場プロデュースも担当。酒器をはじめとした、商品開発にも力を注ぐ。

島田:「日本酒の始まりは、今から1500年以上も前、弥生時代にまで遡ります。お米からつくるお酒なのが日本酒ですから、稲作が栄えてた弥生時代に日本酒が生まれていたのも頷けますよね」

弥生時代ーー土器が栄え、稲作が栄えた時代だからこそ、人々はお酒を嗜み交流を深めていたといいます。ただ、ここで少しおもしろいのは日本酒の製造方法。

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島田:「今のような製造工程が確立されていなかった当時、日本酒はお米を“口”で“噛んで”製造していました」

2016年に大ヒットした映画『君の名は。』でも登場した通称“口噛み酒(くちかみざけ)”。弥生時代には、本当に実践されていた製造方法なのだそうです。

島田:「お酒を醸造することを、今では“醸す(かもす)”といいますが、この言葉の語源も“噛む(かむ)”からきているといわれています」

四季とともに変わりゆく日本酒のあり方

世界のなかでも稀有な気候といわれる日本。代表的なものには、四季があげられます。

私たちはこれまでも今も、四季によって衣を替え、食を変えてきました。

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島田:「春・夏・秋・冬と、季節と共に日本酒も異なった飲み方をされてきました。

春には桜と合わせて楽しむために生まれた“白酒”、夏には暑さを乗り越えるための“うなぎ酒”、秋にはお月見をしながら嗜む“月見酒”、冬には一家揃って飲む“お屠蘇(とそ)”といった具合で、季節に合わせて一番おいしいお酒の飲み方を生み出しています」

ちなみに、うなぎ酒とは土用の丑の日に飲むお酒のことをいいます。

うなぎの蒲焼きを温めたどんぶりに乗せて、熱燗(あつかん)を注いで5分ほど待つとできるのだそう(おいしそう)。

うなぎ酒と同様に、冬にはフグのヒレを焦げ気味にあぶって熱燗を注ぐ「ひれ酒」もあるのだそう。想像するだけで、めちゃめちゃおいしそうです……。

ワイングラスで飲む日本酒は、おいしい?

日本酒の歴史や歳時記について学んだところで、お待ちかねの日本酒の飲み比べの時間に移ります。

今回は、日本酒そのものの“味の違い”と、“酒器による味の変化”について体験しました。

ご用意いただいた日本酒はこちらの2種類。

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(左:竹林 ふかまり / 右:紀土)

辛口の日本酒「竹林 ふかまり」と、甘口の「紀土(きっど)」です。どちらも、日本酒の醸造に人気の品種「山田錦」を使用して製造されています。

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まずは、「紀土」を冷酒グラスに日本酒を注ぎます。
(今回は手酌でしたが、本来は目上の方にお酌をするのがマナー。反対に、お酌を受けるときはできるだけ低い位置にグラスを持ち、注いでもらったお酒を一口飲んでからテーブルに置くのが正しいマナーなのだそう)

一口飲んでみると、
「……あまい……!!!!!!」

めちゃめちゃ、それはもう、めちゃめちゃフルーティーなんです。「まるで水?」というくらいにサラサラで飲みやすいので、放っておいたらきっと何杯でも飲めてしまう……。

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続いて、冷酒グラスに注いだ日本酒をワイングラスに移して飲み比べてみます。

島田:「ワイングラスをクルクルと回しながら、香りを楽しみながら飲んでくださいね」

フルーティーな「紀土」の香りがふわりと広がって、なんだか優雅な気分に包まれます。

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いっぽう、辛口の「ふかまり」は、ワイングラスに注いでもあまり香りが広がりません。冷酒グラスの形状は、日本酒の香りをほどよく広げて飲みやすくするために考えられたデザインなのだそう。

ワインはワイングラスで、日本酒は冷酒グラスやおちょこでと、あまりにも自然に身についた文化なあまり、酒器についてなんて考える機会すらありませんでした。

しかし、こんな風に理由や歴史を合わせて知ることで、今までとは異なった目線でお酒を楽しめるように感じます。

「食好きとつながる場をつくる」

“たらふく学ぶ。たらふくつながる。”をコンセプトに開催が始まった「おいしいアカデミー」。

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これまでに“食のトータルサイト”を数々運営してきた株式会社ぐるなびが、さらに食を身近に、楽しく学べる場として生み出した明日からすぐに活用できる実践講座です。

体験会では、2時間ほどの時間で日本酒の歴史・飲み方・風味の違いなどを包括して楽しむことができます。

5月23日から開催される本講座では、それぞれのお酒を楽しく飲むためのコツ・酒器の選び方・おつまみや料理と合わせて嗜むためのポイントなどをより深掘りして学びます。たった2ヶ月間のコースながらも内容が濃すぎる……!

また、全6回のうち2回は、実際にレストランに出向いての講座となるのだそう。食好き・お酒好きの方にはたまらないプログラムです……。ぜひぜひ参加したい……!

おわりに

今回は、株式会社ぐるなびが主催する「おいしいアカデミー」の体験会をレポートしました。

正直、ものすごく日本酒に詳しいからとお邪魔したわけではなかったのですが、まんまと数ある日本酒の魅力に引き込まれっぱなしでした。

日本酒の体験会は、5月10日(木)、5月12日(土)の残り2回、テーマは今回と同様に「四季折々に楽しむ日本酒」です。

ご興味ある方は、以下のサイトからぜひぜひ足を運んでみてくださいね〜!

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!

おいしいアカデミー 体験会(日本酒講座)
日時:5月10日(木)19:30~21:15、5月12日(土)14:00~15:45
開催テーマ:四季折々の日本酒の大人の楽しみ方
価格:4,320円(税込)
運営:株式会社ぐるなび

詳細・予約はこちらから

Text:Shino Suzuki
Photo:Takumi Yano